アイルランドのスタバ店員さん

アイルランドに滞在していた教育学部の大学生です。

~第九章~ アイルランドの大マグロ(最終話 手前)

 

続き

 

 

ラブムード満載の

 

個室に残された。

 

僕。

 

そして

 

マグロ。

 

 

弱肉強食のこの世界。

 

僕が

 

今、唯一

 

取れる行為は

 

調理される方法を

 

選ぶということのみ。

 

と、

 

思いきや

 

調理方法を

 

選ぶことができるのは

 

やはり

 

強者(マグロ)の方でした。

 

 

女子大生が去った後

 

えもいえぬ雰囲気が漂う

 

僕たちの個室。

 

 

「うふふ。」

(やべぇ)

 

 

「ね、もう一回聞くね。」

(口を開くな、お前は)

 

 

「キスしていい?」

(はい、出ました。よいしょ。)

 

 

ここで

 

もちろん

 

僕の回答は

 

 

 

「NO NO NO」

(No matter what happens ,

   such a thing shouldn't happen)

(突然の英語による学力アピール)

 

 

 

 

二回目の

 

NO

 

が言い終わる前に

 

 

僕の唇に

 

 

何やら

 

 

ざらざらしたものが

(柔らかいとか言え)

 

 

当たりました。

 

 

 

(あかん。)

 

(死ぬ。)

 

 

 

こうゆうとき

 

おそらくみなさんは

 

当たった唇のことを

 

 

表しようがない

 

とか

 

言葉にできない

 

とか

 

 

言うんでしょう。

 

 

しかし、

 

僕は、

 

今回

 

その唇を

 

はっきり

 

こう表せました。

.

.

.

.

.

.

サメ肌

.

.

.

.

.

と。

.

.

.

.

(ざらざらしよる)

.

.

.

.

.

そして

 

失神を1~2秒した後

(嘘つくな)

 

なぜか

 

口いっぱいに

 

鉄?亜鉛?の

 

風味が

 

広がりました。

 

 

そして、

 

確かめてみると

 

口の中が出血していました。

(これほんま笑)

 

そうです。

 

彼女自身が

 

凶器だったのです。

(結論が失礼。)

 

 

 

これ以上

 

この場にいたら

 

こいつが

 

僕の女と

 

周りから認識され

 

今晩中

 

連れまわすはめになる。

 

そう感じた筆者。

(そう簡単に喰われると思うなよ)

 .

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

そう、今が走って逃げる時だ。

.

.

.

.

.

.

少しの犠牲はいとわない。

(わしの唇)

.

.

.

.

.

.

.

.

 

.

.

実写版メロスの再来です。

 

 

 

 

必死に駆けました。

 

 

 

 

 

 

 

トト君のところまで、、、

 

 

 

 

 

 

距離にして

 

およそ30メートル。

(短っ!)

 

 

 

「ゼーハー、ゼーハー」

(手を膝につきながら)

 

 

「トト、やばいぜ。」

 

 

「あ、キスしたんでしょ。見てたよ。」

 

(お、おい)

 

(お前の視力、マサイ族か)

 

「え。。。」

(やばい。周りから認識されていたらやりずらい。)

 

 

すると

 

僕の周りに

 

ずらずらと友達が集まってきました。

 

「カイト。キスしたんやってな、あいつと。」

 

 

「この後、どうするんだ?」

 

「ヒューヒュー」

(他人事やからたのしそうにしやがって。)

 

 

「カイト。オマエ、アノオンナニ、

 ツカマッタラシイナ。」

(いや、お前は誰や。)

.

.

.

.

.

.

.

.

.

「誰からきいたねーん。」(僕)

.

.

.

.

.

「あ、僕が教えたよ」(トト)

.

.

.

.

.

.

.

.

「お前かい笑」

.

.

.

.

.

.

.

と、

 

なにやら

 

あの女子大生たちも

.

.
.

.

.

「ね、キスしてたでしょ。」

 

「あそこで笑」

.

.

.

.

.

.

「お前ら何で知ってんねん。」

.

.

.

.

.

「あの後、すぐ横で観察してたんだ。」

.

.

.

.

.

なんたる不覚。

 

おぬしらは

 

隠密行動ができる

 

女子大生だったのか。

 

 

しかし、

 

災難はもう去りました。

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

あとは

 

もう

 

おとなしく

 

帰るだけ。

.

.

.

.

動揺で

 

ロッカーの鍵を無くし

 

午前三時まで

 

待つはめにはなったけど。。。

.

.

.

.

.

.

.

.

.

.

こうして

 

僕の

 

アイルランド大マグロ編の

 

冒険は

 

静かに

 

終わりを告げたのでした。

.

.

.

.

.

.

しかし

 

 

 

次の日、、、

 

 

 

軽い事件が起きました。

 

 

~第九章~ 目覚めの一発(最終話) に続く

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

Instagram: _kaitonon11

twitter :@kaiboku0402