アイルランドのスタバ店員さん

アイルランドに滞在していた教育学部の大学生です。

二十一章 就活中のESを公開してみよう

 

久々にこんにちは。

 

ミッキーマウスです。

 

(最近のブームは、絶対に嘘と分かる嘘をつくこと。)

 

就活も一段落したので、少し文章を書かせてもらいますね。

 

いや、やっぱり文章を書くのは苦手やから

(そんなやつがブログをはじめるな。)

 

就活中に書いたESをコピーして、公開してみます。

 


 

 

みなさん、ちなみにESというのは知っていますか?

 

ES=エントリーシートの略で

いわば、就活において、

こいつを面接に呼ぶか、それともそのまま落としてしまおうか

と判断するために就活生に出させる紙媒体の質問用紙みたいなものです。

 

例えば、

「あなたはなぜ某社を志望しているのですか?(400字)」とか

「うちの会社に入社したら何を成し遂げたいですか?(400字)」

などが設問として出される。

 

正直、就活生からしてみれば、

「そこまで志望してないから書くのむずいわ。」

が本音となる。

 

そして、筆者が就活生をしているとき、1つ面白い設問に出会った。

それが

「あなたの鉄板の”すべらない話”をしてください(800字以内)」

であった。

 

これは挑戦状だと思った。

 

だから、あまり興味がない企業であったが、この設問に応えるためだけにESを出した。

それが下の文章だ。

 


 

「あなたの鉄板の“すべらない話”を教えてください」800字以内

 

アイルランドでのワーキングホリデーの際、人生で初めて「クラブ」というものに行った。たいていクラブでは、みんなで「輪」を作って、その中でワイワイ楽しく踊りあうが、当時私は見知らぬ人を巻き込んで、「輪」を作り上げるスキルをすでに手に入れていた。そこで、このスキルを駆使し、クラブ初心者ではあったものの、1時間程度で一大勢力ともいえる「大きな輪」を築き上げた。そして、「輪の長」として、みんなで楽しく踊っていた。
すると、一人のブラジル人が近づいてきて、耳元で「ワタシノトモダチガアナタヲキニイッテイル」とささやいた。私も男の子であったため、興味津々でその女の子を肩越しに見つめた。すると、そこには、マグロ級に大きいブラジル人がコスプレをして立っていた。そして、私を見るや否やウインクをした。私は愛くるしいなと思いながら、この子を「アイルランドの大マグロ」と名付けた。そしてこの後、「大マグロ」の名に負けない活発な動きを見せるのであった。まずは、私の作った「輪」の中に入り、求愛のダンス(ラテン系の激しめ)を見せつけてきた。それに反応して、輪を構成している外国人の男どもは、私を猛プッシュし、一緒に踊るよう促した。
渋々、それに応え踊っていると、彼女からさらなる追撃が。私の耳元で「イッショニソトニデヨウ」とそっと囁いた。
これには、さすがに大きな声で「嫌だ!」と日本語で断った、、、あれ、、、日本語??この勢いのある日本語を「承諾」と勘違いしたマグロは、ものすごい勢いで、私にせまり、唇にはざらざらとした感触が。そして、ほんの数秒後、私の唇からなぜか血が出ていた。その瞬間、私は悟った、このマグロに喰われてしまう。人間が食物連鎖の頂点に立つ時代は終わったのだと。そして、自分の口から咄嗟に出てきたのはこの言葉であった、、、「ちょっとトイレだけ行かせて...」
そして、私はトイレへと走った。メロスのように。

 

 


 

ちなみにこのESは通ったが、その後の面接はしっかりと落ちた。

文面はよかったが、実際に会うとその文面の人柄と筆者の人柄は違ったようだ。

くそっ!

 

読んでくれてありがとうございます。

インスタグラムはこちら→

https://www.instagram.com/_kaitonon11