アイルランドのスタバ店員さん

アイルランドに滞在していた教育学部の大学生です。

~第七章~ アイルランドの大マグロ (続編)

 

続き

 

早くも廃れた「海杜」という名

 

その名を取り戻すべく

(取り戻す気はさらさらない)

 

行われたジャンケン。

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最初はグー、じゃんけんポイ!

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(筆者が勝ったら、

 マグロの誘いに乗らなければいけない)

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(親友トト君が勝てば、何もしなく良い)

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僕 「パー」

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トト君 「グー」

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くそ。

勝ってしまった、、、、

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そして、

 

その後

 

開いてしまった拳を固く握りしめながら

 

潔く

 

僕は

 

トト君に言いました。

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「僕、グーやで???」

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せこっ(笑)

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超絶怒涛のせこさ。(笑)

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僕は、いつから

 

デパートに買い物に行って

 

試食だけで

 

昼飯を済まそうとするようなやつに

 

なったのでしょうか。

 

 

しかし、運命に抗うということは

 

誰しもにとって必要な行為なのです。

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トト君「んーん、パーだよ。」

   

   「行っておいで。」

   

  

   「あ、はい。」

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親友トトによる

 

裏切り。

(お前は、明智光秀か)

 

 

そんなこったで

 

大マグロと

 

運命の再会。

 

そんな、

 

僕の気分は最下位。

 

そして、再会を後悔することに。

 

 

「トイレ長かったね。」

 

「まぁ、いろいろあったねん。」

 

 

ん、聞いたことのある会話

 

デジャブか?

 

 

「会えてよかったわ。探してたんだ。」

 

「探すなっ!」

 

心の中でしっかりツッコミを入れたところで

 

輪の真ん中へ

 

と、

 

ここで

 

周りの連中も

 

察するわけですよね。

 

あ、さっきの良い感じの二人だと。

(どこがやねん)

 

すると、皆が道をすっと開け

(高齢者にもそれくらいすぐ席あけなさい。)

 

広大なスペースを準備

(羊の放牧でも始めよるんか)

 

これで、ダンスの準備も万端。

 

さ、

 

いざ出陣じゃ!

(裏切られた後の織田信長ですから、自分)

 

 

手と手を取り合い

 

2人で織りなす

 

愛のダンス

 

僕が信長なら

 

君は帰蝶

(信長の正室

 

 

 

って、

 

 

え。。。

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お前、さっきより

 

ダンス上手くなっとるやないか!

 

 

そうです。

 

 

こいつはやりました。

 

 

僕が必死に逃げ回る間に

 

ほかの男と踊り

 

ダンスのスキルを上達させていました。

(もうやんちゃな帰蝶なんだから)

 

 

しかし、

 

僕は

 

そこではない

 

違うところに

 

怒りを覚えました。

 

 

 

誰か知らんけど

 

なんで

 

キャッチ&リリースすんねん!

 

責任もって釣り上げろや!

(お門違いも甚だしいわ)

 

 

筆者は許せないのです。

 

糸をたらすだけたらして

 

誘うだけ誘って

 

釣り上げない

 

そんな釣り人を。

 

ここで、

 

前よりもうまくなったダンス。

 

周りの仲間たちによる

 

最高の雰囲気づくり。

 

そして、

 

 

ちょくちょく挟んでくる

 

コバンザメによる

 

最高のサポート。

 

 

「どう?いい感じ?」

 

「この後、どうするつもり?」

 

「あの子、本当に良い子だからさ。」

 

「大切にしてあげてね。」

 

「インスタ教えてよ。」

 

 

どーかんがえても

 

最後のいらんやろ。

(完全に蛇足やん)

 

 

その時、僕はこう考えてました。

 

「どう?良い感じ?」

(おかげさまでなっ!)

 

「この後、どうするつもり?」

(家に帰りたいです。すぐにでも。)

 

「あの子、本当に良い子だからさ。」

(へー、そうなんや。)

 

「大切にしてあげてね。」

(私たちは今日、結婚するんですか?)

 

「インスタ教えてよ。」

(良いよ)

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教えんのかーい

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そして、

 

その後

 

マグロから

 

こう尋ねられました。

 

「今から2人で抜け出すか、あそこでお話をするか

 どっちが良い?」

 

と、

 

彼女はついに

 

恋愛心理学を駆使し始めました。

(これは、「誤前提暗示」と呼ばれるテクニック)

(下に説明のせときます)

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「もちろん、おはなしの方で。」

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そして、

 

すぐさま

 

腕を掴まれ

 

多くの男女が

 

いちゃいちゃしている

 

個室のようなところへ

 

僕は、

 

引きづられていきました。

(ついに、僕が水揚げされたマグロに)

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~第八章へ~ 続く 

物語は最終局面へ

 

最後までお読みいただきありがとうございます。

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twitter :@kaiboku0402

 

*「誤前提暗示」または「ダブルマインド」。

          

・・・

 

話が決まっている前提で、

          

質問し、「相手」に答えを

          

選ばせること。

          

つまり、相手の選択肢から      

                               

「断る」という選択しをなくし

          

話の方向を「二人で抜け出す」か「個室に行く」の

           

どちらかを選ぶかに すり替えるやり方。

         

 もっとも、重要なことは

 

「相手」に自分自身で選択をしたという

          

意識を持たせること。

          

これは、よくビジネスでも交渉のシーンでも

(洋服を買うときの店員さんの勧め方など)

            

用いられていることが多い。

            

また、最後に出した選択肢が 親近効果により

                                   

選ばれやすい。

            

恋愛では「フットインザドア•テクニック」

    (また、今度要望があれば説明します。)

          

と組み合わせると成功率アップ!