～第十章～ アイルランドの大マグロ～（最終話）
最終話
命からがら
クラブから
逃げ出した筆者。
そして、
深夜
死んだように
深い眠りに
ついたのでした。
次の日
鳴り響く目覚まし時計。
時刻を見てみると
午前１１時。
しかし、
昨日の疲れからか
一切、起こすことのできない体。
ここで、
おもむろにベッドの中から
手を伸ばし
（ちょっと短めの腕。）
スマホを取り出しました。
そして、
開いたLINE
そこには
いつも通り
日本の友達からの
「元気か？」
「はよ、戻って来いよ。」
など
ありきたりな連絡。
そして、
寝ぼけ眼で
開いた
インスタグラム。
すると
あるひとつの
ダイレクトメッセージを
（いわゆるDM）
見知らぬ
アカウントから
受信していました。
.
.
.
.
.
.
.
.
.
「ohayo ♡」
（まさかの日本語ローマ字）
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
.
この瞬間
私の起こすことのできなかった
体が
まるでメガシャキを
飲んだあとのように、
まるでレッドブルに
翼を授かったかのように、
シャッキーーーーン！
（効果音が昔の仮面ライダーなんよ）
と
起こされました。
ここで
皆さまは
覚えているでしょうか。
僕が
クラブにて
コバンザメからの
最高のサポートを
（攻撃）
を受けていた時のことを。
そうです。
私は
あの時
インスタをコバンザメに
渡してしまっていたのです。
図ったな。あいつ。
もし、私が
戦国時代の将軍だとしたら
コバンザメのような者を
参謀として置いておきたい
そう強く思いました。
しかし、
今、
私とコバンザメは敵対している状況。
これ以上に厄介な奴は
（竹中半兵衛並み）
いません。
さて、
ここで
今、一番問題となるのは
この
「ohayo ♡」
に対して
どう返信するか。
ロダンの「考える人」
（かの有名な彫刻）
に
僕がなったのも
束の間
天下の大将軍辻は
「無視」という作戦を
（思春期の父嫌いの子供）
敢行し
相手の出方を伺うことにしました。
と、
ここで
天下のマグロ大将軍は
その戦法に対し
驚きの作戦を
繰り出してきました。
.
.
.
.
まずは、
.
.
.
「今晩、空いてる？」
.
.
.
.
.
.
.
.
無視。（ほうほう。）
.
.
.
.
.
.
.
.
.
「また、あのクラブに行こうよ。」
.
.
.
.
.
.
.
.
.
無視。（ありきたりやな～。)
.
.
.
.
.
.
.
.
.
と
余裕しゃくしゃくの
大将軍辻。
ここで
ポッと送られてきた
「自撮りのコスプレ写真」
しかも、
そのコスプレがデビル。
大将軍辻
見事に
討ち取られました。
さすがは天下に名を轟かす
大マグロ大将軍。
聞いたことがありますか？
悪魔のような奴が
デビルのコスプレをするなんて。
ヤクザがヤクザとして
まっとうにつとめを果たす。
（ポケットモンスターの）
ポケモンをしっかり盗む。
それくらい怖いものです。
そして、
辻将軍が
敗北を確信したのち
自撮りを
無視し続けたにも
関わらず、
毎朝、
モーニングコールのように
自撮りの写真が
送られてくる
そんな日常が
一週間
続いて行くのでした。。。
～完～
最後まで
お読みいただきありがとうございました。
また、ブログを続けるか迷っていますので
感想があれば、是非、コメントを残してください。
（追記）
もし、意図せず釣り上げてしまった
大マグロから送られてきた
自撮りを見たいという方は
インスタグラムもしくはTwitterから
ご連絡ください。
Instagram: _kaitonon11
twitter :@kaiboku0402
