~十四章~ スターバックス面接(後編)
続き
バタンッ。。。
ふつーのイメージするお店の裏側
「Hi! How are you」
(これが僕の新しいボスか)
「Nice to meet you , I'm Lindsy 」
(リンジーさんですか)
「ハイ、アイムKAITO、ナイストミーチュー、トゥーー」
(カタコトやな)
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と、
その時
オフィスにいた人
全員なぜか爆笑
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「お前の名前、マキアートっていうのか?」
(お前の耳はおばあちゃんか)
「飲み物の名前じゃねーか。」
「いや、KAITOじゃ」
「ヘイヘイ、、マキアート」
「いや、やかましいわ(笑)」
(海外の笑いについていけない和歌山県民)
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そして、いざ
本番
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「ほな、面接始めよか」
「おけー」
(あの緊張感どこいった?)
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「それじゃ、なんでここで働きたいの?」
(ふつーの質問じゃな)
「私は日本でも貴社の方で
働かせていただいていたのですが、
その際、お客様との会話を大事にするという
スターバックスさんのコンセプトが、
自分が追い求めている
サービス業の理想と重なっておりまして、
こちらで働かせていただくことにより、、、」
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なんて、、、
言えるかっ!!!
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実際には、
「なんでここで働きたいの?」
「ボ、ボク、ニホンニイルトキ、ココデ、ハタライタコトアルネ」
(韓国人が日本語を話しとるんか)
「それじゃあ、レシピや働き方なじみがあるんだね。」
「ソウネ、ボクデキル、シゴトネ。」
(大きく出たな)
「じゃあ、今まで接客業をやってきた中で
一番印象に残っていることを教えてもらえる?」
「え、、、なんて言いました?」
(ちょ、英語やめてくれ)
「だから、今までサービス業に携わってきた中で
一番、心に残っている出来事は?」
「ほう、、、」
(英語って早いな。)
「なるほど、、、」
(英語って怖いな。)
「ごめん。全然、英語が聞き取れないし、理解ができないや。」
(ここで、練習してきた僕の《笑顔》が炸裂)
「難しかったよね。ごめん。」
(こっちこそ、ごめん)
「それじゃあ、What...is... the... most...~」
(ワードを一つずつ言ってくれるやさしさ)
「あーーなるほどね!」
(そういう質問であったことに今気づく)
「それはね、ほにゃらら、ほにゃららだよ。」
(何言ったか、全然覚えてへん)
「では、次に今まで、サービス業をやってきた中で
一番つらかったことは?」
「え、、、」
(いま、なんつった)
「なんて、、、」
(だから、英語わからへんねんて)
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すると
すっと、面接の質問が書かれた紙が
僕の目の前へ
(笑)
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「いまから、この質問をします。(笑)」
(まさかの積極的カンニング推奨型)
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「あ、ありがとうございます。」
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「ふつーはこういうことはしません。」
(ですよね~)
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少しの間があり
2人とも顔を見合わせて笑う。
(青春ドラマのワンシーンか)
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その後
面接の質問を見ながら
僕は
カタコトではありながら
終始、笑顔で面接を
こなしていった。
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このお店が
求人を出した翌日には60人の
応募がきているとは
その時
思いもしなかった。
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そして、
トライアルへ
(トライアルとは、正式に雇用される前に
一度、体験として、実際働かせていただく。)
(このトライアル終了後、マネージャーは
周りの同僚から、トライアルを受けた子の
働いている様子や性格などを聞きまわる)
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~第十五章~ 魅せる辻のトライアル へと続く
最後までお読みいただき
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